C71 2024年9月 八ヶ岳高原音楽堂サロンコンサート
「加古 隆」「石川さゆり」「加藤登紀子」「矢野顕子」「田中彩子」「カラマツ和太鼓&舞踊ステージ」
「音 ゆみ子・﨑本麻見トーク&チェンバロ・コンサート」「香山里絵川本嘉子トーク&コンサート」
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加古 隆 ソロ2024年8月31日(土), 9月1日(日)14:30開場 / 15:00開演
●加古 隆(作曲家・ピアニスト)Takashi Kako 東京藝術大学・大学院作曲研究室修了後、フランス政府給費留学生として渡仏。パリ国立高等音楽院にて現代音楽の巨匠とも称されるオリヴィエ・メシアンに師事し、アカデミックな作曲家としての道を目指していたが、1973年のパリでフリージャズ・ピアニストとしてデビューするというユニークな経歴。76年に音楽院の審査員全員一致による作曲賞(Prix de Composition)を得て卒業。帰国後はピアノ・ソロ曲からオーケストラ作品まで幅広い分野の作品、映画音楽、ドキュメント映像の作曲も数多く、自身が演奏した60以上のアルバムを発表している。代表作にパウル・クレーの絵の印象から作曲したピアノ組曲「クレー」、NHKスペシャル「映像の世紀」のテーマ曲「パリは燃えているか」がある。2010年にピアノ四重奏団「加古隆クァルテット」を結成しエイベックス・クラシックスより「QUARTET」「QUARTETⅡ」「QUARTETⅢ 『組曲・映像の世紀』」を発表。映画音楽での受賞は、1998年モントリオール世界映画祭のグランプリ作品、マリオン・ハンセル監督「The Quarry」の音楽で最優秀芸術貢献賞。国内作品では、毎日映画コンクールの音楽賞【小泉堯史監督「阿弥陀堂だより」(02)「博士の愛した数式」(06)】、日本アカデミー賞優秀音楽賞【杉田成道監督「最後の忠臣蔵」(10)、小泉堯史監督「阿弥陀堂だより」「蜩ノ記」(14)、木村大作監督「散り椿」(18)】など。2016年度(第68回)日本放送協会 放送文化賞を受賞。昨年はパリでのデビューから50周年となり、記念アルバムとして自選映像音楽集「KAKO DÉBUT 50」をエイベックスから発表。
石川さゆりアコースティック・コンサート 2024年9月7日(土),8日(日)14:30開場 / 15:00開演
●石川さゆり Sayuri Ishikawa 1月30日生まれ、熊本県出身。中学3年生の夏休みに、友人の代わりに出場したコンクールでグランドチャンピオンとなり、フジテレビ系「光る海」でドラマデビュー。翌1973年シングル「 かくれんぼ 」で歌手デビューをした後は、1977年にシングルカットされた「津軽海峡・冬景色」でレコード大賞歌唱賞を受賞したほか、数々の賞を受賞。「NHK紅白歌合戦」へも同年に初出場を果たす。以後「能登半島」「波止場しぐれ」「天城越え」「風の盆恋歌」など、大ヒット曲を次々と送り出す中、CMソングとなった「ウイスキーが、お好きでしょ」ではJazzyな一面を出し、話題となった。自身のリサイタルを中心に、歌と芝居を融合させた石川であるからこそ出来る「歌芝居」を確立。各方面から賞賛を受け、「歌芝居〜飢餓海峡」では、第62回文化庁芸術祭で大賞を受賞。その後も、ジャンルという垣根の無い音楽制作に取り組み、アーティストとのコラボレーションアルバム「X–Cross-」シリーズを制作、2014年に発表した「X-CrossⅡ-」は、第56回日本レコード大賞優秀アルバム賞を受賞した。2011年に起こった東日本大震災以降、笑顔と元気を現地に、又、次世代への文化の継承を思い、幾度となく東北へ自ら足を運び、チャリティーにも積極的に取り組んでいる。2017年、45周年リサイタルを主とした功績に、第68回芸術選奨 文部科学大臣賞を受賞。2019年春の紫綬褒章受章。歌手デビューから2,900曲以上を発表し、老若男女問わず強い支持を受けている、日本歌謡界のまぎれも無いディーヴァ。
加藤登紀子 百万本のバラコンサート in 八ヶ岳2024年9月13日(金)14:30開場 / 15:00開演
●加藤登紀子(ヴォーカル)Tokiko Kato 1943年ハルビン生まれ。1965年、東京大学在学中に第2回日本アマチュアシャンソンコンクールに優勝し歌手デビュー。1966年「赤い風船」でレコード大賞新人賞、1969年「ひとり寝の子守唄」、1971年「知床旅情」ではミリオンセラーとなりレコード大賞歌唱賞受賞。以後、80枚以上のアルバムと多くのヒット曲を世に送り出す。1988年、90年N.Y.カーネギーホール公演をはじめ、世界各地でコンサートを行い1992年、芸術文化活動における功績に対してフランス政府からシュバリエ勲章を授けられた。近年は、FUJI ROCK FESTIVALに毎年出演し、世代やジャンルの垣根を超え観客を魅了し続けている。また年末恒例の日本酒を飲みながら歌う「ほろ酔いコンサート」は2022年に50年を迎え人気のコンサートとして定着している。女優として映画『居酒屋兆治』(1983年)に高倉健の女房役として出演。宮崎駿監督のスタジオジブリ・アニメ映画『紅の豚』(1992年)では声優としてマダム・ジーナ役を演じた。地球環境問題にも取り組み、1997年WWFジャパン顧問及びWWFパンダ大使就任。2000~2011年には環境省・UNEP国連環境計画親善大使に就任。アジア各地を訪れ、音楽を通じた交流を重ねた。私生活では1972年、学生運動で実刑判決を受け獄中にいた藤本敏夫と結婚し長女を出産。現在 子3人、孫7人。次女Yaeは歌手。夫・藤本敏夫(2002年死去)が手掛けた千葉県「鴨川自然王国」を子供達と共に運営し農的くらしを推進している。
矢野顕子弾き語りコンサート 2024年9月14日(土),15日(日)14:30開場 / 15:00開演
●矢野顕子 Akiko Yano 1976年、アルバム『JAPANESE GIRL』でソロデビュー。以来、YMOとの共演や様々なセッション、レコーディングに参加するなど、活動は多岐に渡る。rei harakamiとの「yanokami」、森山良子との「やもり」をはじめ、様々なジャンルのアーティストとの共演も多い。2015年、20周年を迎えた「さとがえるコンサート」では、TIN PANと共演し、そのライヴを2作同時リリース。2016年、ソロデビュー40周年を迎え、所属レーベル・事務所の垣根を越えたALL TIME BEST ALBUM『矢野山脈』をリリース。2017年4月には、上原ひろみとLIVEアルバム『ラーメンな女たち-LIVE IN TOKYO-』をリリースし、全国にて白熱のピアノセッション。11月、7年振り5作目となる弾き語りアルバム「Soft Landing」をリリースし、毎年恒例のさとがえるコンサートとしては10年振りとなる“ソロ弾き語り”でのツアーを開催した。2018年11月、毎年夏のWill Lee、Chris Parkerとのトリオが10周年を迎え、限定ライブ盤リリース。幅広いジャンルのアーティストとコラボレーションした『ふたりぼっちで行こう』をリリース。2020年、三味線プレイヤーの上妻宏光とユニット「やのとあがつま」を結成、民謡をモチーフに新たな音楽を提案した『Asteroid and Butterfly』をリリース。9月には、NYと日本でリモート録音した楽曲「愛を告げる小鳥」を配信限定リリース。宇宙飛行士の野口聡一氏との対談による書籍「宇宙に行くことは地球を知ること」を発売。2023年3月、野口聡一宇宙飛行士が2020年に国際宇宙ステーションでの長期滞在中に書いた詞に曲をつけた、全14曲のピアノ弾き語りアルバム『君に会いたいんだ、とても』を矢野顕子・野口聡一名義にて発売。
田中彩子デビュー10周年記念リサイタル 2024年9月16日(月・祝)14:30開場 / 15:00開演
●田中彩子(ソプラノ)Ayako Tanaka 18歳で単身ウィーンに留学。4年後の22歳のとき、スイスベルン州立歌劇場にて『フィガロの結婚』のソリスト·デビューを飾る。同劇場日本人初、且つ最年少での歌劇場デビューで大きな話題を集め、6ヶ月というロングラン公演。翌年、国際ベルヴェデーレ·オペラ·オペレッタ·コンクールにてオーストリア代表として本選出場を果たす。ウィーン·フォルクスオーパー歌劇場のオペラ『ホフマン物語』オリンピア役のカバーを務めたことを皮切りに、オーストリア政府公認スポンサー公演モーツァルト『魔笛』の“夜の女王”役で2012年から3年間に渡って出演。2014/2015年、オルフ『カルミナ・ブラーナ』のソリストとして、ウィーン2大コンサートホールの1つウィーン·コンツェルトハウスにて大成功を収め、ロンドン·ロイヤルフィルハーモニー管弦楽団との定期コンサートでイギリスデビュー。日仏友好160年にパリを中心にフランス全土で開催された日本文化·芸術の祭典「ジャポニスム2018」の公式イベントとして、ルーブル美術館敷地内カルーセル·ド·ルーブルにてリサイタルコンサートを開催。日本でも2014年のデビューアルバムリリース以降、毎年全国でのリサイタルツアー。UNESCOやオーストリア政府の後援によりウィーンで開催されている、青少年演奏者支援を目的としたSCL国際青少年音楽祭に2018年より出演。2019年 Newsweek誌 「世界が尊敬する日本人100」 に選ばれる。京都府あけぼの賞受賞。舞鶴市文化親善大使、京丹後市文化国際交流アドバイザー、学校法人AICJ鴎州学園 理事長
八ヶ岳森祭2024カラマツ和太鼓&舞踊ステージ/太鼓をたたこう ワークショップ 2024年9月21日(土)ステージ:13:30~(開場13:00) / ワークショップ:14:30~
和太鼓ユニット「yoluca(よるか)」によるカラマツ和太鼓を使った舞踏ステージ。小沼智靖創作の和太鼓組曲「神楽獅子」(自然界の調和をテーマにした新しい神楽)や 「即興神楽」等の演奏活動をしています。太鼓のリズムと共に 獅子や物の怪、そして神様たちが織りなす世界を楽しんでください。
● yoluca(よるか) 小沼智靖プロデュースによる太鼓舞踏パフォーマンスを含めた空間表現のアート活動。13曲から構成される創作和太皷組曲「神楽獅子」(小沼智靖作曲)・「即興神楽」を演奏します。自然界の調和をテーマにした新しい神楽で、太鼓のリズムと共に、獅子や物の怪、そして神様たちが織りなす世界を表現します。(演奏中に出てくる獅子やお面は、小沼智靖が創作したものです。)
● 小沼智靖(彫刻家・和太鼓奏者) Tomoyasu Konuma 1992年東京芸術大学大学院油画専攻修了、2016年に獅子頭の制作をきっかけに和太皷組曲「神楽獅子」の創作に取り組み、獅子舞舞踏のための太皷チーム結成。2021年頃からチーム名を「yoluca」として本格的に演奏活動開始。この頃より、風倒木や立ち枯れた木に心の中にかすかに残っている「記憶の象(カタチ)」を彫る活動をしています。国内外で個展、グループ展、受賞等多数
八ヶ岳森祭2024ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライト、そして吉村順三トーク&チェンバロ・コンサート 2024年9月22日(日・祝)13:00開場/13:30開演
ウィリアム・モリスが提唱した「すべての人が生活の中で「美」を享受できる社会を実現しよう」というアーツ・アンド・クラフツ運動は、没後も世界に広がりフランク・ロイド・ライトも模索し、ライトと共に来日したアントニン・レーモンドや八ヶ岳高原音楽堂を設計した吉村順三もその思想を受け継ぎます。今回は2022年府中市美術館のアーツ・アンド・クラフツとデザイン展企画を担当された音 ゆみ子氏にお話しいただき、同時代に愛されたチェンバロの演奏も実施。
● 音 ゆみ子(府中市美術館学芸員) Yumiko Oto 慶應義塾大学大学院文学研究科美学美術史学分野前期博士課程終了。府中市美術館学芸員。「アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで」展、「藤田嗣治展」などを担当。「かわいい江戸絵画」展など、日本近世絵画の展覧会にも関わる。
● 﨑本麻見(チェンバロ)Asami Sakimoto 東京藝術大学楽理科卒業後、同大学院修士課程チェンバロ専攻修了。文化庁新進芸術家海外派遣制度研修員としてオランダのデン・ハーグ王立音楽院、ベルギーのブリュッセル王立音楽院を経て、ルーヴェンのレメンス音楽院修士課程を修了。2014年から2021年までオランダとベルギーを中心にソリストとして活動。
八ヶ岳森祭2024木彫り熊発祥100周年記念「ヒュッテの熊と最後の殿様・徳川義親」トーク&コンサート 2024年9月23日(月・祝振)13:00開場 / 13:30開演
八ヶ岳高原ヒュッテは、東京・目白に建てられた尾張徳川家19代当主・徳川義親公の邸宅を移築した建物で、階段の手すりに熊彫があることで知られています。なぜこの邸宅には木彫り熊がいるのでしょうか。その起源は大正10年(1921)から一年あまりに及んだ義親の「旧婚旅行」=ヨーロッパ旅行にあります。各地で建物や風景を見聞し、数多くのお土産品と共に帰国した義親は、その後チューダー様式のこの邸宅を建築、木彫り熊を加えました。義親が持ち帰ったスイスの木彫り熊をもとに日本で木彫り熊が作られて100周年を迎える今年、義親の一年余りのヨーロッパ滞在を振り返ります。またこの旅行に日本の音楽教育スズキ・メソードの創始者、鈴木鎮一氏が同行していたことにちなみ、スズキ・メソード出身、日本ヴィオラ界を代表する川本嘉子氏による演奏もあわせてお楽しみください。
● 川本嘉子(ヴィオラ)Yoshiko Kawamoto
1992年ジュネーヴ国際コンクール・ヴィオラ部門で最高位(1位なしの2位)。1996年村松賞、1997年第7回新日鉄音楽賞・フレッシュアーティスト賞、2015年東燃ゼネラル音楽賞・奨励賞受賞。京都アルティ弦楽四重奏団、AOIレジデンス・クヮルテットのメンバー。タングルウッド、マールボロ、ダボス、サイトウキネン、アルゲリッチ音楽祭等のフェスティバル、小澤音楽塾、水戸室内管等に参加。また、ソリストとして、これまでにガリー・ベルティーニ、ジャン・フルネ等の著名な指揮者と共演。1999年~2002年都響首席奏者。2017年~2021年までNHK交響楽団の首席客演ヴィオラ奏者を務める。
小澤音楽塾、愛知室内オーケストラでは弦楽器アドヴァイザーとして、後進の育成にも積極的に力を注いでいる。
類稀なる表現力とテクニックで聴衆を魅了し、日本を代表するヴィオラ奏者の一人として常に第一線で活躍している。
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西武・そごうの別荘地 八ケ岳
海の口自然郷にある八ヶ岳高原音楽堂でのコンサート
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