西武渋谷店は‘Art meets Life’｢暮らしに､もっとクリエーティブを｡｣をコンセプトに､多くのアーティストやデザイナーたちとのコラボレーションを全館で実現させてきました｡その一端はＡ館ウインドーで見ることができます｡これらは2020年に制作されたＡ館ウインドーや当時の店内の様子です｡この年は1月にクルーズ船での新型コロナウイルスから新たな日常が始まります｡4月には7都道府県に第一回の緊急事態宣言が発令されました。これにより東京オリンピックは一年延期｡夏の九州豪雨､安倍首相退陣､河井元法相夫妻逮捕､ゴーン被告逃亡などそれまでの価値観が大きく変化し始めます。世界も新型コロナでパンデミック宣言、アメリカなどで死者の数が大戦と比較される事態になります。コロナ下の米大統領選でバイデン氏が勝利。英国はＥＵを離脱しヨーロッパ情勢も不透明感を増します。また全米で人種差別抗議デモBlack Lives Matter運動が起こり､利益が拡大するＧＡＦＡへの規制論が起こりました。この年年初のウインドーでは万美によるパフォーマンスも行われ､インバウンド客の大きな喝采を受けていました。この年は日本人アーティストによる文化表現の多様性「日本美」がテーマとなっており、万美を始め、この年に予定されていたオリンピックで新商品登場が予定されＡ館壁画も作成されたヤマグチメグル、吉田ナギの新テーマ「ドラァグクイーン」､深堀隆介､内田すずめ､日本人アーティスト最年少でMomaパーマネントコレクションとなったAKI INOMATAの「ビーバーに削らせた木彫」といった未来に向けた話題作が続々登場しました。恒例のブラックをテーマとしたクリスマスではバカラとのタイアップを実施しました。