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K9 催事イベント 1/100のものがたり展 -寺田尚樹の世界- そごう千葉店6階 催事場 2021年12月24日(金)~2022年1月5日(水) 本物のエッセンスや夢がギュッとつまった1/100の世界

1/100スケールの紙製の小さな模型「テラダモケイ」は建築家が建築模型で使うアクセサリーとして当初は作られました。その後、建築模型用としてだけでなく、だれでも作ったり眺めたりできるアートとして独自の世界を広げてきました。本展覧会では、その世界観を皆さんにご紹介したいと思い、これまでの模型作品のほか、映像作品や、フォトスポットとして1/100の模型を100倍に拡大した1/1の模型展示も行っています。特に映像作品はCGではなく、模型を一枚一枚コマ撮りしたストップモーションアニメーションであり、とても苦労して撮影した作品なので、ぜひご覧になってください。小さな模型をとおして日常のなにげない風景を楽しんでいただけたらと思います。     テラダモケイ 寺田尚樹
主催:一般社団法人NHKサービスセンター 企画協力:テラダモケイ、福永紙工株式会社 後援:千葉県教育委員会

寺田尚樹氏の1/100の世界には、作家が今まで見てきたもの、経験した楽しかった思い出、世界の名所、童話や歴史物語を読んで想像したことなど、リアルな世界や思い出の世界や歴史の世界や想像の世界までのあらゆる「世界」がコンパクトな1/100サイズで再現されています。そしてそれらのほとんどはプラモデルのように枝(ランナー)から切り出すことで、誰でも作れるようになっています。

テラダモケイピクチャーズのコーナーにはリアルな模型とそれをモーションピクチャーで動かした動画が登場しています。これは1/100Train Stationと題された駅のホーム。1,013mm×1,013mmと巨大ですが、ホームの列車や人物などすべて1/100サイズです。山手線らしき列車からは大量の乗降客。ラッシュアワーの情景でしょうね。

左)りんご狩り、右)温泉・露天風呂。これらは楽しかった行楽の思い出の情景でしょうか。りんご狩り観光農園ののぼり旗まで再現してます。一面真っ白な温泉・露天風呂には雪が積もった木や灯籠。だれでも行ったことのありそうな世界ですね。

左)ニューヨーク、右)バンコク。海外旅行の思い出のようです。セントラルパークの騎馬警官やスケートボードのニューヨーク、バンコクは乗り合い三輪車トゥクトゥクや原付バイクなど、それぞれの街らしい乗り物も登場しています。

左)白雪姫、右)武田騎馬隊。白雪姫は白馬の王子さまや毒りんごをを持った魔女、七人の小人もいます。真っ赤な武田騎馬隊は騎馬武者だけでなく旗指物や長槍をもった歩兵もいます。空想の世界であっても、これもまた誰もが知っている一つの世界です。

「100の気持ち」のコーナーには1/100サイズの人物が登場し、100のストーリーが連作されています。小さな小さな人間ドラマは見飽きることがありません。こんな「人間模様の数」だけ「世界の数」はあるようです。

これは原寸大に作られたテラダモケイ。小ぶりな桜の木と馬の半身ですが、実際のサイズの桜の木も馬も、自宅の机の上どころか、この展示会場にも収まりません。インスタスポットとしてこの前で写真を撮ってこれを縮小すれば、あなたもテラダモケイの世界の住人になれそうです。

PROFILE

寺田尚樹

Terada Naoki

1967年生まれ
1989年:明治大学工学部建築学科卒業
1992年:英国建築家協会建築学校(AAスクール)入学
1994年:英国建築家協会建築学校(AAスクール)修了
2003年:有限会社テラダデザイン一級建築事務所設立
2011年:プロダクトブランド「テラダモケイ」「15.0%」設立
2013年:東京・下北沢に「寺田模型店」開店
2014年:株式会社インターオフィス取締役、グッドデザイン賞審査委員
現在:株式会社インーオフィス代表取締役社長、
ノルジャパン株式会社取締役上級副社長、武蔵野美術大学非常勤講師
著書:「紙でつくる1/100の世界 テラダモケイの楽しみ方」2011年
「紙でつくる1/100の物語 テラダモケイ完全読本」2015年
(共にグラフィック社)

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